日頃よりGroundy(グランディ)をご利用いただき、誠にありがとうございます。 このたび、地図機能のアップデートを行い、「森林計画図(林小班)」の表示に対応いたしました

これまで国土調査(地籍調査)が完了しておらず、地番図(法務省地図)が表示できない地域においては、土地の境界や位置の特定が難しいという課題がありました。 今回の対応により、地番図がない山林エリアにおいても、森林計画図を施業管理の目安としてご活用いただけるようになります

■ ご利用上の重要な注意点(必ずお読みください)

本機能で表示される「森林計画図(林小班)」は、地域森林計画の対象となる民有林を、5,000分の1の地形図上で「林小班」という単位に区分したものです。ご利用の際は、以下の点にご注意ください。

・所有権界(地番の境界)ではありません。林小班界は、樹種や林齢、施業の違いなどに応じて区画された森林計画上の単位であり、いわゆる「地番」とは別の管理単位です。土地の所有権境(法的な境界)を示すものではありません。

・あくまで「目安」としてご利用ください。現地での境界確認や測量の根拠としては使用できません。あくまで、森林の手入れや管理計画を立てる際の「位置の目安」としてご活用ください。

■ 本機能の活用シーン

法的な境界線が表示されない地域であっても、林小班等の区画が表示されることで、以下のような山林管理の実務において参考にしていただけます

・林地の現況確認(現場がどの林班・小班に位置するかの確認)・施業計画の立案(作業エリアの整理や再造林計画の検討)・チーム内での情報共有(「◯◯林班の△小班」といった共通認識での連絡)

■ 森林管理に特化した見やすいデザイン

Groundyでは、林業の現場で使いやすいよう、「林班(大区分)」、「小班群(中区分)」、「小班(最小単位)」という階層構造を地図上で確認しやすいデザインを採用しました。 大きなエリアから詳細な区画まで、管理の流れに沿って直感的に目的の小班を見つけることが可能です

上記の写真は実際のGroundy上での見え方です。

■ 対応地域について

今回のアップデートでは、第一弾として「三重県」が公開している森林計画図に対応いたしました。 今後は、オープンデータとして公開されている各都道府県の情報を確認しながら、順次対応エリアを拡大していく方針です

■ ご利用にはアプリのアップデートが必要です

本機能をご利用いただくには、アプリを最新バージョン(Ver.5.2.0)へアップデートしていただく必要があります。 お手数ですが、以下の手順でアップデートをお願いいたします。

※Web版(ブラウザ)をご利用の方は、自動的に最新機能が適用されます。もし表示されない場合は、ページの再読み込み(リロード)をお試しください。

■ 表示方法(アプリ版・Web版共通)

地図画面の「地図スタイル」設定からすぐに利用可能です

  1. 画面上の「地図(または地図スタイル)」アイコンを選択します。
  2. 「森林計画図(林小班)」をオンにします。

林班、小班群、小班それぞれの表示レベルは、必要に応じて切り替えが可能です

■ 表示の優先順位について(自動判別)

Groundyでは、情報の誤認防止の観点から、法的な位置情報である「地番」を優先して表示する仕様となっています

・地番図がある場所は、「地番(法務省地図)」の情報が優先して表示・選択されます。

・地番図がない場所は、地番レイヤーによる干渉がないため、「森林計画図(小班)」が表示され、位置の目安として情報を選択・確認できます。

地番図と森林計画図を同時にオンにしている場合でも、ユーザー様が都度レイヤーを切り替える手間なく、その場所にある最適な情報が表示されます

■ 今後の展開について

Groundyでは、今後もユーザーの皆様がより円滑かつ安全に土地管理を行えるよう、機能の改善と対応エリアの拡大に努めてまいります。 新機能に関するご不明点などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。 引き続き、Groundyをよろしくお願いいたします。